こんにちは、いつも書いている川田じゃない方です。
ウルトラワイドモニター【LG 34UC88-B】を買ってみた!を見ての通り、川田は圧倒的なシングルモニター推しですが、対照的に僕は圧倒的なマルチモニター派です。無理のない範囲でディスプレイを増やしたいです。
メインディスプレイはiMacで、サブディスプレイには5年前くらいに買った三菱の24インチディスプレイを使っていましたがとうとう壊れてしまいました。
そこで新しくモニターを新調するにあたって、どうせなら4Kディスプレイをつないでみようと考えました。
iMacに4Kディスプレイを2台は接続可能なのか
iMacはThunderboltポートが2つあるのでどうせなら4Kを2台繋ぎたくて調べました。
iMacの公式の技術仕様を確認すると、
ビデオのサポートとカメラ 本体ディスプレイで標準解像度、最大2台の外部ディスプレイで4,096 x 2,160ピクセル表示、または1台のデュアルケーブル外部ディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル表示を同時サポート
と記載してありました。
念のためAppleのサポートに問い合わせたところ、接続予定の外部ディスプレイのメーカー・型番なども聞かれて結論としては可能と回答をいただきました。よかったよかった。
格安4Kディスプレイ Dell P2715Q
6万円台で買える4Kディスプレイ!しかも3年交換保証付きです。
これにしました。
いざ設置、そして圧迫感
目の前に27インチが3台あると最初はなかなかの圧迫感を感じました。あと輝度を調整しないとかなり眩しい。
圧迫感に関しては1日経ったら気にならなくなりました。
2台同時の4K 60Hz動作
Appleからサポートしているという回答はもらっていましたがこれが一番不安でした。
事前調査でもiMac 5Kに4K 2台接続している人が見つからなくて不安でしたが、まったく問題なく動作しました。
液晶の実サイズ
すべて27インチなので液晶自体の表示部が同サイズです。横一直線に揃えることができて気持ちがいいです。
最初、左右に設置するディスプレイの横幅が長いと首がきついかなと思って4K 24インチのDell P2415Qと迷ったのですが、やっぱり27インチで揃えてよかったです。
解像度の設定
なぜ4Kを選んだかというと、広い表示領域が欲しいわけではなくHiDPIで表示するためです。HiDPIはAppleのRetinaと同じ意味です。
HiDPI/Retinaは簡単に言えばピクセル密度が高くて綺麗に見えるディスプレイの表示方式のことです。
P2715QはHiDPIに対応しているのでRetina設定できるのはわかっていたのですが、意外だったのはMacと同じRetinaの解像度設定メニューが出ました。そういうもんなんですかね。
optionキーを押しながら「変更」を選ぶと利用可能なすべての解像度から選ぶことができます。
4K(3840 × 2160)のRetinaだとFullHD(1920 x 1080)なのですが、iMac 5K(5120 x 2880)のRetinaは2560 x 1440なので4Kの方も合わせて2560 x 1440にしました。
4Kを2560 x 1440にすると縦横2倍のRetinaではなく、縦横1.5倍の中途半端な擬似Retinaになります。
こういう中途半端な擬似Retinaモードが選択できないディスプレイもあるみたいですが、P2715Qは選択可能だったので良かったです。
すべてのディスプレイで解像度を同一にすることができたので、配置も揃えることができます。
配置が揃うと画面間のマウスの移動でズレがないので地味にいいんですよね。
液晶の違い
Retinaのピクセル密度が違うので、iMacと比べると若干ぼやけた感じはするので文字は少し見づらいですが問題ない範囲です。
発色はやはり液晶自体の質が高いのかiMacがかなりいいですね。設定を調整しても補えない画面の見やすさがありますね。
総合的には単体で見続けていれば気にならないですが、iMacと交互に見ることになるので少し違いを感じるくらいのレベルです。
実用レベルではまったく問題ないです。
6万円台でこの品質に驚きました。
トラブル
まだ1週間程度しか使っていないのですが、今のところ致命的なトラブルは発生していません。 再起動しないと復旧できない問題が一度発生しました(下記追記部分)。
たまにディスプレイに一瞬ノイズ入ることがあるのですが、低頻度なのでそこまで気になりません。
iMacの電源を落としてからの起動で外部ディスプレイを認識しないことがありました。その場合は一度外部ディスプレイの電源をOFF→ONすれば認識しました。
[追記]
スリープからの復帰時になぜかiMacのディスプレイが正常に表示されず、Dellのディスプレイだけ表示される現象がありました。システム環境設定でもiMacのディスプレイを認識しなかったので再起動するしかなさそうでした。
4K 2台だから起きた現象なのかはわかりませんが、以前三菱の24インチディスプレイを1台接続している時は一度も起きたことはありません。
モニターアーム
机が小さいので付属のディスプレイスタンドだとギリギリ置けなさそうだったので、モニターアームを使うことにしました。モニターアームの方が自由度の高い配置もできますしね。
エルゴトロンのLX デスクマウントアームを使うことにしました。
このディスプレイアームはアームの中でも値段が高い方なのですが、上下左右前後斜めとかなり自由度の高い調整ができます。しかも緩みにも強くて、三菱の24インチディスプレイで5年くらい使っていたのですがアームが緩んで再調整したことは一度もなかったです。
一度配置を決めればそのままの状態を維持してくれる優れものです。
地味な変更点なのですが、5年前くらいに買った時よりマイナーバージョンアップしててかなり組み立てやすかったです。以前も組み立てにくいわけではないのですが、細かい取れる部品があってバラして再設置するときなど、部品をなくなさにようにとかこの部品はどこにつけるんだっけとか気をつかう場面がありました。
まとめ
三菱のディスプレイが壊れた後しばらくシングルモニターにしてましたが、やっぱりサブディスプレイが欲しくなりました。作業スタイル的にサブディスプレイには補助的なものだけを置くので、サブディスプレイがないとその分メインディスプレイの画面移動が多くなってしまってどうしても効率が悪く感じました。
ウルトラワイドモニターでも3分割して使えばベゼルなしのサブディスプレイという使い方ができていいなと思いましたが、サブディスプレイを固定という使い方ができないんですよね。あとはRetinaディスプレイに慣れてしまったというのもありますね。
4K, 5K, 4Kで満足度の高いマルチディスプレイ環境を構築できたと思います。