やぁみんな、元気かい?
今日はなんとなく我が家のネットワーク環境を解説してみたくなったので記事にしてみるよ。
そんな大した話じゃないんだが、ちょっとした工夫で快適な環境にしてるよ!という話だ。
まずは必死作った図を見てほしい。
赤色が有線で紫が無線を表している。
以上だ。
と言いたいところなんだが、補足していこう。
我が家はauひかりを使っている。これを使っている人はもれなく全員が同じ状況だと思うのだが、インターネットに接続するためにホームゲートウェイという機器を使用する必要がある。
IT業界の人やこういう機器が好きな人はわかると思うのだが、インターネットとの接続に自分の好きな機器を使えないというのは、非常によろしくない。ストレスフルだ。
一般的に何がよろしくないかというと普通に無線LANが使えないのだ… 正確に言うとauひかりに毎月追加料金を払わないと無線LANが使えないのだ。
金額的にそこまでの負担ではないのでほとんどの人はそれを許容すると思うのだが、数年単位で考えれば自分で別途無線環境を構築したほうが圧倒的に良い。金銭的な問題もそうなのだが、提供されたものを使い続けると無線の規格を更新できないという大問題が発生する。電波も弱そうだしね。
そこで無線LANのアクセスポイントだけを追加したいのだが、無線LANルーターと違って無線LANアクセスポイントというのは商品が非常に少なく、どちらかというと企業のインフラ向け機器になってしまう。例えばこんな機器。アライドテレシス AT-TQ3400-Z1 無線LANアクセスポイント 1552RZ1
なので無線LANアクセスポイントの代わりの無線LANルーターを追加するのだが、全く何も考えずにやるといわゆる「二重ルーター」という状況になってしまう。最近の無線LANルーターは自分の身分をわきまえて勝手にルーター機能をオフにするような動作をするのだが、これはこれで困ったことがある。
それは、最近のルーターであれば普通にできることができなかったりするということだ。ホームゲートウェイに関して一番のストレスは、DHCPから任意のDNSのIPを振ることができないのだ。みんな大好き 8.8.8.8 と 8.8.4.4をDHCP経由で割り振ることができない。PCなら別に良いのだが、スマホやらなんやらを含めるととても運用でカバーという選択肢をとりたくない。
あとはVPNクライアントとかVPNサーバーとかいろいろあるけど、話すとエンドレスになるのでやめておこう。
これをきちんと解決するのは意外と難しかったりするのだが、auひかりのこの問題に関してはネット上に腐るほど情報が出ているので解決はさほど難しくないだろう。
図の上の方から見ていこう。(この記事すごく見づらいな…)
うちのネット回線はVDSLを使っている悲しい選択肢だが仕方がない。
VDSLからホームゲートウェイに接続し、そこにIP電話を繋げてある。
ホームゲートウェイ自体にLANポートがついているので、PS3や箱○など特に有線であればそれで十分な機材を接続してある。まぁあんまり使ってないものという感じだ。
ホームゲートウェイに接続している機器があるため、ここのDHCPは切っていない。DMZを設定してあること以外は何も設定していない状況に近い。
次にホームゲートウェイのLANポートからASUSTek RT-AC87UのLANポートに接続している。ようはこのルーターをフル活用できればいいな!という構成だ。
ASUSTek RT-AC87Uにはテレビに関係するような機材を有線で接続してある。以前はここにサーバーがあったのだが移動した。無線LANはこのルーターがアクセスポイントとなっている。
WANポートにホームゲートウェイで指定しているDMZのIPアドレスを静的に割り振ってあるため、こいつ自体で色々なことを設定できる。
NexusPlayerとAppleTVは無線LANと同一セグメントに置いていないと使えないのでここに置いてある。ホームゲートウェイに接続するとiOS、OSXから見えなくなるのだ。(多分)
問題はこの先だ。
ネットワーク内にNASやそれに近いものがある人は有線で接続したいという状況が発生する場合がある。
話すと長くなるので端折って説明すると、いくら無線LANの規格が1734MbpsだとしてもGigabit有線の通信にはとうてい勝てないのだ。職場が無線LANオンリーだったら発狂して自分でLANケーブル引っ張ると思う。
なので仕事で使うPCを有線で接続したいという願望が出てくるのだが、建物の構造上難しい場合があるだろう。うちの場合はメインPC×2からDebian上のsambaに有線でアクセスしたいのだ。
そこで導入しているのがASUSTek EA-AC87だ。これは一般的な用語でメディアブリッジとかLAN中継器と呼ばれているもので、無線がないAV機器を接続したりするものだ。よくある製品はLANポートが一つだけなのだが、こいつは5つもLANポートがある。スイッチングハブのポートのうち、ひとつが無線LANになってるような感じと想像してもらえれば大体あってる。
こいつを使うことで有線環境を構築することができるし、無線LANを経由して他の有線LAN環境との接続も普通にできる。メディアブリッジ自体は非常に簡素な実装になっていて、5Ghzで接続するAPを指定するだけだ。DHCPも接続先のネットワークに依存しているのでこいつの動作は非常にシンプルだ。こいつ自体のIPはStaticで設定できるのだが、あまり意味が無いのでそれすら設定していない。
うちの場合はこんな風にしてるよっていう図だったのだが、これを使えば解決できる場面が結構あるんじゃないか?と思っているので、似たようなことで悩んでる人は是非とも参考にしてほしい。
マンションの隣人同士でネットワーク組んだりとか面白そうだよな!(新卒の時にやってた)
以上。