交際開始から結婚生活に至るまでトラブルほぼ無しの金銭管理方法を書いてみた


やぁみんな、元気かい?

今日はみんな大好きなお金の話なんだが、カップル限定の話ということを先に伝えておくよ。

何かというと、2人で行う金の管理方法の話だ。

今まで記事にしたようなことは無かったのだが、親しい友人に話してみたところ感触がよかったので書いてみることにする。

まぁ、わりとどこにでもありそうな話なんだが、記事にしたら誰かの役に立つかもしれないと思ったのさ。

基本方針と前提条件

当時のオレが一生懸命考えた資産管理の方法なんだが、基本方針として以下の2つのことを念頭に置いていた。

  1. 仮に別れた場合の金銭的な処理をノートラブルで行えること。
  2. 個人の財産よりも共有の財産に重きを置くこと。

両方とも記事の中で説明していく。

 

また、この手の話は万人に当てはまりにくい場合もあるので、話の前提条件を書いておく。

  • 一緒に住んでいるか、その予定がある
  • お互いに収入がある(専業主婦ではない)
  • 収入に何十万単位の差がない

この3つに該当するのであれば、その他の細かい差異は工夫次第で吸収できるだろう。

ステップ1 共有の財布

-shared-img-thumb-PAK75_toreinookane20140305_TP_V

デートの際は男が払え!みたいなネタはよくある話だが、一緒に住むような仲になるとそういう話ではなくなる。

ようは高額な家電などを購入する可能性が出てくるというわけだな。

最初のうちはその場で半分づつお金を出したりすると思うが、交際が長引いてくるとそれも煩雑になる。

また、共有の財産となるようなものに関して、出来る限り「どっちが買った?」という状況にならないようにした方がいい。

別に何でもかんでも共有にする必要はないが、「オレのほうが・私のほうが多くお金出したよ!」というトラブルの元になるかもしれない。

それを解消するために行うのが共有の財布だ。

簡単に言うとそれぞれの財布以外に共有の財布をひとつ用意するだけなのだが、大きなポイントがある。

それぞれが必ず同額のお金を財布に入れることだ。

一般的に男のほうが少しだけ給与が多いというのは、まだまだ現実的に存在する話なのかもしれないので、世の中の女性から見ると「ケチくさいこと言ってるなぁ」と思うかもしれないが、これはあくまでトラブルを防止することに重きをおいている。

仮に何でもかんでも男性が購入していて家賃すら全額払っているような状況の場合、別れた女性は引っ越しにかかる経費(新しい生活家電の購入など)の負担が大きいし、仮に買ってもらったものを持ち去ると後々のトラブルになる可能性がある。例え男性側が表面上許容したとしてもあまりいい話ではないだろう。

テレビや電子レンジなどを既に購入していた場合は相談して分けるか、売って半分で分けるか取得原価で計算するなどすれば不公平はないだろう。

こんな感じで運用すれば仮に別れた時にでもピッタリと資産を分けることができる。

ステップ2 共有の銀行口座

-shared-img-thumb-PPC_1manensatu4mai_TP_V

ステップ1の状況が長引いている場合、既に一緒に暮らしているはずだ。

日本に住んでいると銀行口座というのは必須に近い。家賃や電気ガス水道などの光熱費の支払いだな。

共有の財布と同じように運用するのだが、普段自分が使っている口座で運用するのは難しい。

地方でも主要な銀行は2つくらいあるはずなので、いつも使ってる銀行とは別の口座を用意するか、全く使っていない口座があるのであれば残高をゼロにして使おう。

結婚するまでの間はここに余分な預金を入れておく必要はないので、家賃の支払いなどに使用する最低限の額を入れておけばいいだろう。もちろんお互い同額の額を入れよう。

この状態までくると、運用の仕方によっては結構な額の共有財産になる人も出てくるとおものだが、ここから出す高額の出費は必ずお互いに相談したほうがいい。

うちは結婚を前提に付き合っていたので、わりと最初の頃から共有の財産に重きを置いていたのだが、それのせいで奥さんが共有資産の約8万円(1人4万円)を確認もなしに決済したという大事件が発生した。

その時かなり怒ったのでそれ以来は一切トラブルがない。この運用で唯一のトラブルであった。(タイトルに”ほぼ”と書いたのはこれのせい)

「4万円で怒るなよ」って思うかもしれないが、地方の給与所得の話も絡むので突っ込まないで欲しい。(恐らくこの時は月に1万円貯金できたらいいみたいな状況だった)

わざわざこんなことを書いたのは、この資産管理方法の欠点だからだ。みんな注意してくれ。

ステップ3 家族カードの発行

-shared-img-thumb-PAK56_okaikeicureka20140208_TP_V

これは結婚してからじゃないと出来ないことなんだが、共有の銀行口座から引き落としを設定したクレジットカードを2枚用意しよう。

我が家は何を共有資産からの支出とするか?何を個人の支出とするか?というのはわりと明白になっていて、近所のスーパーやコンビニで買うような場合は全て共有の資産から支出している。(コンビニでは必ずクレジットカードで支払っている)

クレジットカードを用意するまでの間は、共有の財布に入れていたお金で決済をしていたのだが、そこのお金を補充するのが非常にめんどくさかったのと、クレジットカード1枚運用の場合は必ず所有者が一緒にいないといけないというデメリットが発生していた。日常の買い物なんて毎日するしね。

あとはAmazonとかで各自が家の雑貨などを買う時なんかも便利だ。

ステップ4 マネーフォワードとかで資産管理しよう

-shared-img-thumb-PAK86_kakuteishinkokusyoA20140313_TP_V

ステップ3の家族カードのところは運用的な話で必要ないと思う人もいるかもしれないが、実はこの話に繋がっている。

手書きの家計簿をつけている人にはちょっと悪いのだが、今どきそんな管理方法はありえない。

共有資産からの支出が銀行口座とクレジットカードで足りるのなら、その2つをトラッキングすることでほぼ完璧な資産管理ができる。

家計簿をつけたことはある人はわかると思うのだが、商品をひとつずつ事細かに記載していても続かないし実用的な改善策を考えるのがしんどい。

一番分かりたいことは月々の収入と支出がいくらあるのか?ということと、支出の大まかな割合だ。

マネーフォワードで銀行口座とクレジットカードをトラッキングし、スーパーでの買い物やコンビニの支払いで全てをクレジットカード支払いにすれば、1円単位で共有資産を管理することができるし、初期設定だけしておけば後は自動だ。

結婚後の資産管理は大事な話なので、結婚前からもこういうことはきちんとやっておいたほうが良い。こういうクラウドのサービス使えば簡単だしね。

実際の運用と無理のない節約方法

さて、ここまで興味をもって見てくれた人は、実際どんな風にお金を出し合っているのか?おこづかい的な物はどうしているのか?という疑問があるかもしれないので、我が家のケースを紹介しておこう。

我が家の場合はお互いの給与の低い方からマイナス1万円を引いた額を毎月銀行口座に入れている。

分かりやすく言うと、給与の振込額が10万だとすると9万円を共有の銀行口座にいれ、残りの1万円を手元に残している。これは現時点の話でサラリーマン時代の時はランチ代などがあったので額を調整していた。

つまり、ほぼ全力で共有資産を増やし、自由に使っていい個人のお金は必要最低限にしているのだ。(余談だが現在の我が家の給与所得は夫婦共に同額である)

こうすることにより自然と無駄遣いが減るし、ちゃんと資産も増えていく。おこづかいがどうこうみたいな揉め事も起こらない。

1人1万円で足りるのか?という疑問があるかもしれないが、スーパーやコンビニでの支出以外で飲食店の支出などあったとしても、基本的に2人で行くことが多いので家族カードで支払っている。

また、うちの場合は共通の趣味がゲーム(Steamで共有)と動画(Huluとバンダイチャンネル)であるため、その辺の支出は共有の資産から出している。

となると、個人の支出なんてほとんどないし、何か高いものを買う場合は必ず相談しあうので自然と大きな支出がなくなる。いきなりIT系のガジェットを買ってきた!みたいなシチュエーションはこの資産管理方法のおかげで抑制されている。

自画自賛であれなんだが、今のところ完璧に近い資産管理を実行できていると思っている。

独身貴族の人からすると堅苦しい話に感じるかもしれないが、我が家では何の不自由もなく暮らせているので問題はない。

 

というわけで、この記事が誰かの役に立てば嬉しいな!

以上。